あ、いらっしゃい!
ココは『忍たま乱太郎』、『落第忍者乱太郎』の
イラスト中心の二次創作同人サイトです。
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基本的に一番上に来ている記事が最新です。
たまに昔に描いた絵を書き直したりしますけど、
その時はぼくがお知らせしますね。
…たまに忘れちゃうかもしれませんけど。
→8/8 アンケート終了しました。感謝です!
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【プチ祭】文次郎篇 [プチ留三郎まつり]
何故か手乗りサイズの留三郎。
第一弾は【文次郎篇】です。
・
「文次郎、文次郎」
確かに誰かが俺の名前を呼んだ。
しかし、振り返っても誰もいやしねぇ。
「下だ、下」
下?
下なんて床くらいしか・・・
「踏まないでくれよ、文次郎」
「と!?留三郎!……なのか?」
声も、たまに腹立つ三白眼も留三郎とそっくりだけど…。
そっと潰さないように手で拾い上げる。
そっくり両手に収まるほどに、小さい。
「お前本当に留三郎なのか?」
「おうよ」
「何がどうなったらこんなちっこくなるんだ?;」
「さっぱりわからない。伊作に聞こうと思ったのに、アイツまだ帰ってこないんだよな」
あの伊作の事だ。また何か不運に巻き込まれてるんだろう。
「このサイズだから食堂が遠くて困ってたんだ。学園内で生き倒れなんて嫌だからな」
そう云って留三郎は笑いながら俺の掌に腰を下ろした。
事態の割に、深刻そうでもない。
「多分ひとり分の定食全部食べるのは無理だから、文次郎お前のご飯ちょっと分けてくれないか?お残しするとおばちゃんに怒られるからな」
「それは別にかまわんけど、お前これからどうするんだ?」
「とりあえず伊作が無事帰ってきたら相談してみるさ」
「ところで文次郎」
「なんだ?」
「今日A定食にしろ。から揚げ食いたい」
……本当に深刻そうじゃねぇな、こいつ。
終わり。
>Meirinさん
>妃ノさん
>チャラミンさん
nice感謝です!
by あるる (2009-02-07 14:59)